『妊娠しやすい体質』=この「2つの条件」を満たした体質です♪
「少しでも早く赤ちゃんを授かって、不妊症から卒業したい!」
そのためには、妊娠する確率の高い体質…
つまり、『妊娠しやすい体質』になることが、
不妊症から抜け出すための、一番の近道になります。
「でも、その『妊娠しやすい体質』って、どんな体質なの?」
その『妊娠しやすい体質』とは、
次の「2つの条件」を満たしている体質のことと考えられます。
子宮や卵巣、卵管などに病気が無い状態であることを前提にすると、
その「2つの条件」とは…
①女性ホルモンの分泌バランスが正常であること
②女性ホルモンや栄養を運ぶ、血液の流れがスムーズであること
この「2つの条件」を満たしている体質が、
『妊娠しやすい体質』となります♪
では、その「2つの条件」が揃わない場合、
不妊症とはどのように関係しているのでしょうか?
目次
女性ホルモン「バランスの崩れ」と不妊症の関係は?
ホルモンバランスが崩れますと、
▼生理の周期が乱れる(早すぎる・遅すぎる)
▼生理が来ない(無月経・無排卵月経)
といったように、通常の生理とは違う症状が現れます。
生理周期が乱れてしまうと、
子宮内部の状態が赤ちゃんを授かる準備が整っていないため、
着床する確率が低くなってしまいます。
(引用:基礎体温をはかろう!「月経について」より)
まずは上の図を見てください。
ここでは卵胞ホルモン「エストロゲン」の分泌が滞り、
ホルモンバランスが崩れたケースを例にとって説明していきますね。
上の図で、低温期の後半になると、
卵胞ホルモン「エストロゲン」が、排卵が近くなるにつれ、
分泌量を増していってるのがわかりますよね?
そして「エストロゲン」の分泌量が最大となった時、
排卵が起こるというのが、体本来の「仕組み」なのですが…
主に「ストレス」が原因となり、
この「仕組み」が正常に機能しなくなるため、
「月経不順」や(一時的な)「無月経」という症状が起こります。
その流れとしては…
「ストレス」の刺激を視床下部が受ける
↓
視床下部が脳下垂体に「ストレス」を受けたと指令を出す
↓
脳下垂体はストレスを解消する仕事を優先するため、
卵胞ホルモン「エストロゲン」の分泌を抑えてしまう
↓
「エストロゲン」分泌のピークが後ろにずれ込む
↓
そのため、排卵の時期もドンドン遅れていく
↓
結果、月経周期の間隔がドンドン開いてしまう
「月経不順」「無月経」という症状が起こる
「月経不順」になると、生理がいつくるのかわからないため、
排卵予定日が定まらない=計画的な子作りが難しくなります。
「生理が遅れている」というケースでは、不妊治療でタイミング療法中であれば、
「排卵誘発剤」などで排卵を促すことが可能です。
「排卵誘発剤」は、薬の種類や薬を投与された側の体質によっては、少なからず
副作用が出ることもあります。
また、「ストレス」から受けた刺激が強い場合など、
生理自体が止まってしまうという「無月経」になることもあります。
「無月経」となると、排卵をしていないことになりますから、
当然、妊娠することが出来ません。
問題なのは、「無排卵月経」と呼ばれる
【生理は来るけど排卵されない状態】です。
こちらも「排卵自体していない」わけですから、
いくら生理が来たとしても、当然ながら妊娠することは出来ません。
※「無排卵月経でも妊娠出来た」という方もいらっしゃいますが、
妊娠する前に不妊治療薬で一時的に生理が来ていた時期が有り、
その時、たまたま上手く妊娠した…というようなケースのようです
「無排卵月経」の場合、何が問題かというと…
「無月経」の場合は「生理が来ない」ため、
自分の体の異変を自覚することが出来ますが、
「無排卵月経」の場合、排卵していないのに
生理自体が来てしまうため、異変を自覚しにくいんですね。
結果的に深刻な状態になるまで放置されてしまい、
対応が遅くなる可能性がある厄介な症状なんです(-_-;)
とは言え、「無排卵月経」の場合でも、
いくつか生理の時に「疑うべき症状」が現れたりします。
では、どのような症状が出るのか?
ここでチェックしておきましょう!
▼基礎体温が低温期・高温期の2層に分かれていない
▼生理周期が29日以内、月に数回と「頻発」する
▼生理周期が39日以上と長い⇒放置しておくと、「無月経」になる
▼生理が来ても2日以内に終わる
▼生理の出血がおりもの程度と、極めて少ない
▼生理の出血が非常に多く、夜用ナプキンでも間に合わない
▼生理の出血量は少ないが、ダラダラと10日以上続く
これらの症状がある場合は、
月経はあっても「無排卵」である可能性が高くなります。
症状として「無排卵」が疑われるような場合、
すでに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)といった
「排卵障害」と呼ばれる病気である可能性があります。
「排卵障害」まで進行している場合、
体質改善に取り組むだけでは完治が難しいので、
早めに病院で検査・治療された方が良いでしょう。
このような「無排卵」の症状などを早めに察知し、
治療を始められるようにするためにも、
普段から『基礎体温をつける』ということが大切です。
面倒に思うかも知れませんが、
子供が欲しいと思う前から「基礎体温」だけはつけておくこと。
「基礎体温」を習慣としてつけておくことで、
自分の体のリズムや状態を知ることが出来ますし、
不妊治療を受ける際にも、スムーズにスタートが切れます。
もちろん、体質改善に取り組む場合でも、
「基礎体温」から体の状況を読み取ることが出来ますから、
どのようなことに取り組むか?という対策が立てやすくなります。
不妊治療を受けている方なら、
既に「基礎体温」をつけられているとは思いますが、
まだという方は、今スグにでも始めて欲しいなって思います。
卵巣内に卵胞はたくさん存在しているが、その卵巣の表皮が硬く厚くなってしまっているため、排卵が難しい状態にあること
血流の悪さと不妊症は、どんな関係があるの?
血流が悪い方というのは…
▼肩こりがある
▼「冷え症」である
▼低温期の体温が36度未満(低体温)
▼月経後半に「うっ血」の症状がある
このような症状に現れてきます。
不妊症と血流の関係を考えた場合、
直接的に問題となるのは、骨盤周辺の血流が悪いという場合…
骨盤周辺の血行が悪いということは、
子宮周辺に新鮮な血が通いにくいということです。
ということは、
女性ホルモンや酸素、食事で摂った栄養なども、
子宮など、それらを必要としている部位に、
必要な分が運ばれていないという状態になっているんですね。
ホルモンや酸素、栄養を乗せた「新鮮な血液」が、
子宮に充分に届かなかった場合-
妊娠前であれば、子宮内部が冷えている環境のため、
折角の受精卵も着床出来ないということが起こりやすい…
つまり、妊娠する確率が低くなる=不妊症の原因となります。
また、上手く受精卵が着床して妊娠した場合、
お腹の子供が育つために必要な酸素や栄養が不足するわけです。
そうなると、体や脳の発達が遅れてしまい、
最悪、障害が出るというような「重大なリスク」が高まります。
「冷え症」「低体温」と言った「体の冷え」という症状は、
改善・解消しておかなければ、いくら不妊治療を頑張っても、
健康な赤ちゃんを授かることが難しくなってしまいます。
ですから、「冷え症」「低体温」を改善するということは、
不妊症・不妊治療から早期卒業するためには欠かせない、
重要な「ワンピース」です。
この「冷え症」や「低体温」といった、
血行の悪さを改善するための基本と言えば、
「体を冷やさないで温める」ということなので、
普段の生活を見直し、生活習慣を変えていくこと。
これが「体の冷え」を克服するための「はじめの一歩」となります。
取り組むべきことは…
☆軽い運動(ウォーキングやヨガなどのスロートレーニング)
☆姿勢を正しく(骨盤の歪みは、子宮へ血液を送るのを邪魔します)
☆冷気に触れない・冷たい物を食べない
大まかですが、
このようなことを意識しながら、
普段の生活を送ることが体質改善にも繋がります。
詳しい実践方法などに関しては、
後ほど色々と記事にして紹介させて頂きますので、
そちらも読んでみて頂ければと思いますm(_ _)m♪
『妊娠しやすい体質』となる「2つの条件」のまとめ
「少しでも早く子供を授かって、不妊症・不妊治療を卒業したい」と願うなら、
「妊娠出来る確率を高くする」⇒『妊娠しやすい体質』となることが必須。
『妊娠しやすい体質』とは…
①女性ホルモンの分泌バランスが正常であること
②女性ホルモンや酸素、栄養を運ぶ血液の流れがスムーズであること
この「2つの条件」を満たしている体質のことをいう。
※「無排卵」の疑いがある場合
基礎体温などから「無排卵」の疑いが持たれる場合、
病気が潜んでいる可能性がありますので、
体質改善に取り組む前に、まずは病院で検査して貰いましょう。
この「2つの条件」を邪魔する主な原因は…
▼強いストレス、継続的なストレス
▼「冷え症」「低体温」といった「体の冷え」
『妊娠しやすい体質』になるためには、
問題となる症状を解消するための「正しい実践方法」を学び、
その実践方法に取り組むことが大切となります。
あなたが病院で不妊治療を受けている場合でも、
『妊娠しやすい体質』になるための取り組みを行い、
妊娠する確率を上げることが出来れば…
あなたの大切な時間とお金、
そして費やした努力を無駄にしなくて済みますからね(^^)
不妊体質を少しでも早く改善して、妊娠体質になりたい!
あなたがそう思うのでしたら、
こちらの記事が参考になると思いますよ?
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