【男性不妊】その症状と原因について【まとめ】
最近の研究結果では、
不妊症は女性だけのものではなく…
▼女性が原因の不妊症 40%
▼男性が原因の不妊症 40%
▼原因不明の不妊症 10%
というように、男性不妊の占める割合も、
女性と同等の数値となっています。
男性の不妊症の場合、
最近話題にあがる「ED」も男性不妊のひとつですが、
やはり一番の割合を占めているのが「造精機能障害」と呼ばれる
精子を作る機能の障害で、精巣で精子が上手く作られない…
というものです。
「造精機能障害」で、男性不妊の約9割を占めているんですね…
では、順番に男性不妊の症状や原因などについて
お伝えしていきます。
造精機能障害
▼乏精子症 ▼精子無力症
▼精子奇形症 ▼無精子症 など
精巣で精子が作られない…
精巣で精子が作られたものの、数が少ない…
精子の運動が活発ではない…
精子の質が悪い…
このような症状を「造精機能障害」と呼びます。
精子の数や運動率・奇形率など、
自身で確認することも出来ませんし、
当然、自覚症状もありませんので、
病院の検査で初めて知ることになります。
「造精機能障害」を引き起こす原因としてあげられるのは、
先天性の染色体異常や、後天性である男性ホルモンの欠乏や
精索静脈瘤など様々なケースなのですが…
最も多くの割合を占めているのが「突発性」とされる
【原因不明】のものです。
現時点の医療では、
この「突発性」とされる「造精機能障害」に関して、
明確な治療法も無い状況のため、
子宝を望む夫婦にとっても深い悩みの種となっています…
▼精索静脈瘤 精管近くの静脈がうっ血し、瘤が出来た状態
うっ血すると陰嚢の体温が上がるため、
高温に弱い精子は死滅するか、
作られ難くなったり、運動量が低下する。
副性器障害
クラミジアや結核菌の感染が原因となり、
精巣上体や前立腺、精嚢腺などの副性器が炎症を起こし、
精子の運動を低下させるという症状。
自覚症状は無いため、血液検査や精子検査で判明します。
精子の運動率低下と同時に、血液中に白血球が多くなるという
特徴があります。
▼精巣上体炎 性行為感染症や結核などによって副睾丸炎を発症し、
精管が塞がる状態となることも。
高熱・陰嚢が肥大化などの症状が出る。
▼膿精液症 精液1ml中に、白血球が100万個以上認められる場合。
精子が白血球に傷つけられてしまうため、不妊に陥る。
精路通過障害
精子は正常に作られているものの、
その精子が運ばれる際に通過する「精管」に問題があり、
精子が上手く運ばれない状態のことです。
先天性のケースもありますが、
事故の後遺症や病気といった後天的なケースもあります。
状態によっては、手術で改善することも可能です。
▼閉塞性無精子症 精管の一部が欠けたり、狭くなってしまい、
精子が上手く運ばれず「無精子症」になっている状態。
先天性の場合や、外傷や炎症の後遺症で起こる場合がある。
性機能障害
いわゆる「ED」と呼ばれる性交時に勃起しない状態や、
上手く射精出来ない…などなど。
身体的な問題が原因というよりも、
ストレスやトラウマなど
メンタルに問題があるケースが多いとされています。
性行為に何らかの障害がある「性機能障害」は、
ストレス過多社会の現代では、
年々増加傾向にある男性不妊の原因のひとつです。
また、男性は性行為の失敗には非常にデリケートで、
プライドが高い男性ほど、精神的なダメージを負いやすいです。
そこでキツイ一言を浴びせてしまうと、
心の傷となって残ってしまい、
性交時に俗に言う「萎える」という状態に陥るケースも…
パートナーにはいつでも優しくしてあげてくださいね☆