【不妊症】「冷え症」「低体温」の解消を阻む『根本的な原因』とは?
「冷え症」「低体温」という症状は、
ご存知のように「不妊症の原因」とされていますよね?
『妊娠しやすい体質』となるために必須な、
「血液のスムーズな流れ」
これを邪魔する症状ですからね…
なので、『妊娠しやすい体質』を目指すなら、
「冷え症」と「低体温」の改善・解消は避けては通れません。
でも…
一般的に知られている「冷え症」「低体温」の改善・解消法は、
「ある根本的な原因」の解決法が取り入れられていないため、
「冷え症」「低体温」という症状を治すことまでは出来ないんです…
目次
冷え症・低体温の解消を邪魔する『根本的な原因』は何?
その疑問にお答えしたいと思います。
「冷え症」「低体温」を引き起こす「根本的な原因」
それは…
【ストレス】
実は「ストレス」って、
「冷え症」「低体温」を引き起こす『根本的な原因』でもあるんです…
「えっ、ストレス?」
はい、そうなんです。
「ストレスはホルモンバランスを崩すから、
不妊症の原因ということは知ってるけど…」
確かにそうですよね。
ですが、この「ストレス」
「ホルモンバランス」を崩す原因だけではなく、
「冷え症」「低体温」の『根本的な原因』でもあるんです。
正に「妊娠の天敵」ですね…
まずはこちらの図をご覧下さい。
私達人間は「ストレス」を感じ取ると、
まず初めに脳の「視床下部」というところが反応します。
そして、「視床下部」は女性ホルモンの分泌などを司る
「脳下垂体」に「ストレスを解消せよ」という指令を出すため、
「脳下垂体」は女性ホルモンの分泌よりも「ストレスの処理」を優先、
その結果、女性ホルモンの分泌が滞ってしまうのですが…
「視床下部」は、それと同時に『自律神経』にも
「ストレスを受けた」という信号を出しているんですね。
ここで一旦、「冷え症」「低体温」という症状を
思い出してみましょう。
「冷え症」は体の外側付近の冷え、
「低体温」は体の内側、内蔵付近が冷える症状で、
「外気が寒くなくても冷えを感じる」
もしくは、「低体温」のように「冷え」の自覚症状はないけど、
体温が低いなど「冷えを感じないのに、実際は冷えている」
このような状態となっているわけです。
ここでポイントとなるのは、
本来、寒さなどをを感じていないのに、
「冷えを感じる」「冷えている」ということ。
どうしてこのようなことが起こるのかというと、
「体温調節機能が狂ってしまったから」なんですね。
そして、この「体温調節機能」を司っているのが、
先程の図で「ストレス」の影響を受けていた『自律神経』なんです…
自律神経と体温調節・冷え症の関係とは?
この『自律神経』というのは、
別々の役割を持つ「2つの神経」を指しています。
ひとつは「交感神経」で、もうひとつが「副交感神経」です。
「交感神経」というのは、私達が起きて活動している時、
周囲の環境や刺激に応じて、私達が特別意識しなくても、
内蔵や筋肉の動きなどに指令を出してくれる神経です。
例えば…
あなたも好きな人の前で「ドキドキ」したこと、
ありますよね?
あの「ドキドキ」は、好きな人を意識したことで、
良い意味での「ストレス」から緊張が起こったことで、
血管が収縮し、心臓の動きが早くなるわけですが…
あの一連の動きを指示しているのが「交感神経」なんですね☆
また、好きな人のことを思うと、ご飯が喉を通らない…
これも(プラスの方向の)ストレスを感じたことで「交感神経」が働き、
胃腸の働きを抑えてしまうために起こる症状です。
これとは逆の「休息時」
リラックスしている時や、寝ている時の内蔵や筋肉の動き…
これらを司っているのが「副交感神経」です。
本来、この2つの神経は、
その時々の状況に応じて切り替わりながら
体内の動きをコントロールしているのですが…
「(マイナス方向の)ストレス」という形で、
精神的な負荷がかかった場合、「交感神経」が刺激され
「興奮状態」になってしまうんです。
そうなると、
本来「副交感神経」が働く「休息時」でも、
「交感神経」が優位な状態になってしまうわけです。
その結果、例えば寝つきが悪くなってしまったり、
寝てる途中で目が覚めてグッスリ眠れなくなったりと、
睡眠に障害が出るような状態になることもあります。
こうなると、心も体もゆっくり休むことが出来なくなるため、
いつも疲れが取れないで残っていると感じたり、
ホルモンバランスが崩れたり…というような症状に繋がります。
また、「ストレス」で「交感神経」が優位な興奮状態が続くと、
緊張から血管が収縮し続けるため、血液の流れが悪くなる…
血流が悪くなると同時に、
自律神経が司っている「体温調節機能」も狂ってしまうため
「暑いのに冷たい」(もしくは、寒いのに火照る)といった
「冷え症」や「低体温」という症状を引き起こすんです(-_-;)
ですから、「冷え症」や「低体温」を解消するためには、
『根本的な原因』となる
☆ストレス対策
☆自律神経の調整
☆体温調節機能の回復
というような、神経や精神的な部分といったところを
ケアするような取り組みが必要不可欠となります。
一般的な取り組みで「冷え症」「低体温」が解消しない理由…
ここで一般的に知られている、
「冷え症」「低体温」を改善するための取り組みを
思い出してみて下さい。
恐らく、「体を冷やさず温める」という
目的に沿った取り組みが中心ではないかと思います。
例えば…
体を冷やさず温める「食事」
温野菜を食べる サラダなどは食べない など
血流を良くするための運動
ヨガ ウォーキング ストレッチ など
体を冷やさないようにする生活習慣への改善
冷房に直で当たらない 腹巻や温まる着衣の着用 など
体を温めるための生活習慣への改善
入浴 半身浴 など
ネットや書籍で紹介されている『不妊症改善の取り組み』は、
大体このような取り組みが挙げられているかと思います。
上であげた『不妊症改善の取り組み』に関しては、
「冷え症」「低体温」の症状を和らげ、悪化させないためにも
最低限取り組むべき実践方法です。
ただ…
どの取り組みも、一時的に「体の冷え」は和らぎ、
体内も温まった状態になることはまちがいないのですが、
「体の冷えが解消できました☆」というレベルには至らないでしょう。
「冷えの解消」を本気で目指すのであれば、取り組むべき改善方法と言えます。
なぜなら、上であげたような「一般的な冷えの改善法」には、
「冷え症」や「低体温」の『根本的な原因』となる
【神経や精神を整え、体温調節機能を回復させる】
このような視点からの「取り組み方法」が含まれていないからです…
「体の冷え」の『根本的な原因』を解決するためのヒント
『妊娠しやすい体質』になるためには、
ストレスに強くなる 自律神経を整える
体温調節機能を回復させる
これらの目的を達成出来る実践法に取り組まないと、
「冷え症」と「低体温」の『根本的な解消』は無い…
つまり、『妊娠しやすい体質』になれる確率も
低くなってしまうということです。
ポイントは「心」
体だけに注目して体質改善するのではなく、
それプラス「心」の改善も並行して行うこと…
つまり、「心」=精神面や神経などを体の改善と一緒に行うこと。
これが、
効率よく短期間で『妊娠しやすい体質』になる秘訣となります☆
今後、体質改善に取り組む際には
「心の改善方法」が含まれた取り組みかどうか?
そこを意識しながら実践してみてくださいね(^^)
「心の改善法」の具体的な方法については、
こちらを読んで頂けるとわかりやすいと思います♪
[…] ※自律神経の乱れと「冷え症」「低体温」の関係についてはこちら […]